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お子様の診療・矯正

歯と歯並びのために4歳から挑戦してほしいこと

4才からは永久歯(おとなの歯)が正常にはえることができるように、歯並びが悪くならないように、そして大人の歯が早期に虫歯にかからないようにするための大切な準備時期です。

そのためお子様一人ひとりにオーダーメイドしたお口周りの筋肉の使い方と予防歯科そして正しい姿勢が必要です。

4-12yobou_1乳歯(こどもの歯)がむし歯で失われると、後から生える歯の形や成長に影響が出ます。

また、むし歯で失われたスペースにとなりの歯が寄ってくることで、永久歯がはえるスペースがなくなり、歯並びが悪くなる可能性が高いです。

さらに、生えたての大人の歯はまだ生まれたばかりの赤ちゃんと一緒で、とってもデリケートです。

乳歯がむし歯にかかるようなお口の中の環境ではすぐに生えたての大人の歯はすぐに虫歯にかかってしまう恐れがあります。

大人の歯は一回虫歯にかかり治療を受けてしまうと二度と同じ歯には戻りません。さらに。治療した歯は人工物のため年数が経つと変形や、すき間がでてしまいさらに虫歯をつくり、どんどんと健康な歯をむしばんでしまうのです。お子様の歯はこれから何十年も使う歯です、保護者の方がサポートしてあげてください。

将来お母さん達に頼らなくてもきちんと歯ブラシができる自立したお子様への支援と定期的な予防とチェックが必要なのです。

 

保護者にしていただきたい4歳以上のお子さんへのお口のケア5選

1.赤染め(歯垢染色液(しこうせんしょくえき))を積極的に使ってください

仕上げ磨きはどのくらい行えば良いのですか?という質問はとても多いです。しかし保護者の方の歯ブラシの仕方や、お子さんがちゃんと歯ブラシを受けてくれるかなどにより、歯ブラシの時間は変わってきます。10分や15分と言っても、実際は10分未満ということも少くありません。つまり、「どのくらいの時間みがくのか」ではなく、「どのくらい汚れを落とせたのか」と考えて頂くのがベストです。ただし保護者の方が歯垢(プラーク)を探すことは容易ではありません。なぜならプラークは歯の色に近く、カメレオンのように見つけにくいものだからです。

そこで赤染めとよばれるプラークを赤く染める液を使って、見つけやすいようにしてみましょう。使い方はとても簡単です、綿棒に赤染め液を湿らせて、歯にまんべんなく塗ってください。塗った後しっかりとゆすいでもらいます。(この時服などに赤い液がつかないように気をつけてください)

その後保護者の方が磨く前に、お子さん本人に鏡でお口の中のどの部分が赤く染まったかを見てもらってください。この本人が鏡で自分の口の中を見ることが「自立」への第一歩です。

恐らく、保護者の方も含めてほとんどの方が、多くの部分で赤く染まった歯や歯ぐきを見て驚かれるかと思います。この「ショック」を受けることが、お口の中をこれからはちゃんとケアしようというきっかけとなります。

この後、お子さん自身での歯ブラシ、保護者の方の歯ブラシに移っていきますが、この赤染めの特徴はちゃんと磨くまで赤く残り続けるので、赤いものをとるという目標に向かって歯ブラシをすることができるので、磨き残しなどが少なくなる可能性が高くなります。

他にも前歯に集中して赤く染まっていたらお口で呼吸しているかもしれないなどがわかります。赤染めは歯医者さんでも比較的手ごろな値段で販売されていますので、ぜひ積極的に使用してください。

2. 子供でもデンタルフロス(糸ようじ)教育をしてください。

大人の方でも歯ブラシをしたら、満足してお掃除おしまい!という方が多いです。しかし、歯ブラシだけでは歯と歯の間の部分の汚れはしっかりと落とせないことが多く、その部分で虫歯菌などの細菌が繁殖し、歯の間の虫歯や、歯肉炎(しにくえん=歯ぐきの炎症)などを引き起こすことがあります。その間のお掃除をしてくれるのがデンタルフロスです。

デンタルフロスとは歯ブラシでは届かない歯と歯の間の部分に付いたプラークを取り除き、歯周病やむし歯を予防する目的で使われるもので、「フロス」とも呼ばれています。

とても、歯のお掃除には必ず必要になるグッズなのですが、日本でのデンタルフロスの家庭での使用率はたったの19.4%という結果です

一方、歯科先進国のアメリカではデンタルフロスの使用者の割合は60.1%、スウェーデンは51.3%の人が使用しているので、いかに日本人がデンタルフロスを使用していないかがわかると思います。

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お子さんの場合、正常な乳歯の歯並びだと、歯と歯の間に隙間がある場合が多く、歯ブラシだけで済ませがちですが、大人の歯が生えてくることも想定して、、歯の側面(横の部分)に汚れがついていることも多いので、早めにフロスを使ったお掃除の仕方を覚えることが、自立したお口の中のケアにつながります。

デンタルフロスには糸だけのタイプと手に持つホルダーがついたタイプ(Y字型など)の2つに分かれます。

糸だけのタイプは糸を両手の指に巻き、引っ掛けて歯の間の清掃をしていきます。ホルダーがついたタイプは、取っ手の先に糸がついているので、糸巻きに自信がないお子様やお年寄りの方でも簡単に使用できます。

お子様の場合はホルダー付きタイプをおすすめします。

3.正しい歯ブラシに応じた歯ブラシの使い方を早く覚えることが大事です

歯ブラシの使用方法は教えてもらったことがありますか?歯医者さんで教えてもらったことがあるという人もいれば、全く教えてもらったことがない方もいるので様々です。

全く教えてもらったことのない人のほとんどは歯ブラシを横にスライドさせたり、縦にスライドさせたりする動きの使い方をします。よく、子供さんが歯ブラシをはじめてもったときの歯ブラシの使い方に似ていて、歯科では「横磨き(よこみがき)」「縦磨き(たてみがき)」といわれています。この方法はとてもシンプルなのですが、肝心の虫歯になりやすいゾーンや、歯周病になりやすいゾーンまで届くことが少ないため、いくら磨いても虫歯になってしまう、歯周病になってしまうこともあります。

歯ブラシの仕方を教えているのは資格をもった歯科衛生士でしょうか?さらには、歯科衛生士だとしても、その歯磨き方法はどこで習得してきたものでしょうか?歯科衛生士でなければただ単に独学または自己流の、医学的根拠のない方法を伝えてしまっている恐れがありますし、セミナーや勉強会などに行っていない衛生士さんでは、歯科衛生士学校の教科書で習った20〜30年前と同じ歯磨き方法であったり、人づてに見よう見まねの方法で行っている場合もあります。歯ブラシの形状や大きさ、歯ブラシの角度など歯ブラシの性質によって歯磨きの方法は変わってきます。つまり歯ブラシの特性をきちんと理解して、その特性によって歯ブラシ方法を変える必要があるのです。できれば毎日多くの患者さんのお口の中を歯ブラシでお掃除をしている、歯科知識の豊富な歯科衛生士が在籍している歯科医院をおすすめします。

通っている歯科医院の衛生士さんは、歯磨きの方法を模型だけではなく、ちゃんと歯科衛生士さんが直接患者さんのお口の中を磨いてお手本をみせてくれる歯科医院でしょうか?その歯磨き方法は痛くなく、この方法なら毎日歯磨きしてもいいと思えるような歯磨き方法でしょうか?その歯科医院ではこだわりの歯ブラシ、オススメの歯ブラシがあり、その特性についてスタッフが詳しく説明できるでしょうか?そのようなことがきちんとできた歯科医院でお子さんの歯磨きをみてもらえたら保護者の方も安心して任せられるのではと思っています。

4.歯科医院でバイオフィルムまでしっかりとクリーニングしてもらいましょう

愛知学院大学歯学部の実験で歯ブラシなどのホームケアで100%の汚れが取れるのにかかった時間は、歯科知識のある歯科大学生でも5時間かかるそうです。つまりホームケアだけでお口の中の健康を維持していくのには限界があります。

また、プラークはバイオフィルムの1つとされており、これを除去するには歯科医院でのクリーニングが必須なのです。これからその理由を説明します。

バイオフィルムとは様々な細菌があつまり、集団を形成する状態です。

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むし歯や歯周病の細菌は単体では唾液に流されたりするためお口の中で生きていけません。細菌が生き残るため、細菌同士が集まって、カタマリ(これを歯垢・プラークとよびます)をつくり、周りにバリアのような膜をつくっていきます。

このバイオフィルムの状態は、粘着性がたかい(ネバネバ)ので唾液などに簡単には流されにくくなります。そのため歯の表面にしっかりと付着しますので、なかなか自然にはがれることはありません。さらにこのバリアのような膜は抗生物質などの薬が浸透しにくいため、薬がそのままでは効きにくいのです。

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このバイオフィルムを破壊するためには、機械的清掃(きかいてきせいそう)とよばれる、歯ブラシのような物理的に除去する方法が有効です。しかし、お家でのホームケアだけではバイオフィルムを除去することは困難です。そこでホームケアと一緒に歯科医院での専門的な清掃方法(プロフェッショナルケア)が必要なのです。

お子様の専門的な清掃方法(プロフェッショナルケア)には口腔内マッサージ(歯ぐきのクリーニング)や、機械的歯面清掃(歯医者さんにある機械を使用して歯をクリーニングする方法)などがあります。

5.並びが悪くなるのには必ず原因があります。その原因を自覚し、解決する必要があります

かわべ歯科の子供の歯列矯正は6歳〜12歳がとても多いです。それは大人の歯が生えてくるときに保護者の方が歯並びの異常に気づくことが多いからです。では6歳未満の子はそれまで待たないといけないのか…というわけではなく、6歳未満の子でも歯並び異常はあるので、歯並びが悪くなる原因を克服することであごを正しく成長させ、大人の歯が生えるための準備をすることができます。これからお伝えするのはかわべ歯科でまず最低限必要となる生活習慣の中から改善していただきたい10つのことです。この10つのことができてはじめて矯正トレーニングが開始されます。ぜひ試してみてください。

保護者の方が今日からできる歯並びのための筋肉をトレーニングする簡単な方法10選

1 足踏みができる子にする

2 口笛がふけるようにする

3 大きな声がだせるようにする

4 両目ともウインクができるように練習する

5 前歯を綿棒で優しく刺激する

6 保護者の方がお子さんの体をくすぐってあげる

7 前歯でかじれるような大きな食べ物をたべる(硬くなくてもかまいません)

8 ぞうきんがけをさせる

9 前髪を眉より下にたらさない

10 ちゃんと足をついて座らせる

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