2018年02月20日

子供の歯並びを悪くするクセにはどんなものがあるの?その3口呼吸症候群(くちこきゅうしょうこうぐん)前編

A.口呼吸症候群(くちこきゅうしょうこうぐん)とは?

クチビルが閉じられずにお口で呼吸することがクセになっている状態です。
口呼吸症候群は大きく分けて7つの傾向がみられます。

①お口がとじられない・お口ポカン(口唇閉鎖不全・こうしんへいさふぜん)

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起きている時や寝ている時に口が開いている、又は歯が見えていることがよくある状態です。お口が開いている子供のクチビルの特徴としてクチビルがめくれていて、厚ぼったく見えることがあります。

②鼻づまり・のどの問題
習慣的にお口で呼吸しているため、鼻が使われることが少なくなるので、うまく機能せず、起きている時や寝ている時に鼻がつまりやすい傾向があります。

また、のどが乾燥しやすく鼻水やくしゃみがよく出る、のどが痛むことがあります。

③食事の食べ方(飲食習慣)
早食いや食べ物の好き嫌いが激しい(偏食)、やわらかい食べ物を好む、口の中に食べ物が残っていることがよくある

④口臭がある
特に朝と昼に口臭があることが多いです

⑤食べ物を噛んでいる時
食べている時に口が閉じられず、クチャクチャと音をたてながら食べる傾向があります

⑥歯や歯茎の特徴
歯に色がつきやすい、歯茎がはれやすいなど

⑦クチビルの感想
クチビルが乾燥しやすく、切れやすいです。

B.口呼吸症候群の原因は?

口呼吸症候群は、主に鼻で呼吸することができないことから発生します。花呼吸ができない理由としては大きく次の2つが考えられます。

①鼻づまり
花粉症や風邪などで、鼻が鼻水でつまってしまい、鼻で呼吸することが大変になってしまうと、口を使って呼吸したくなります。これがクセになってしまうと、花粉症の季節や、風邪の多い季節でないにもかかわらず、口で呼吸してしまうことがあります。

②咽頭扁桃肥大(いんとうへんとうひだい=アデノイド肥大)、口蓋扁桃肥大(こうがいへんとうひだい)

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咽頭扁桃(いんとうへんとう)と口蓋扁桃(こうがいへんとう)は鼻とのどを結ぶ空洞に存在します。詳しくは咽頭扁桃と口蓋扁桃の説明のページがあります。

こどものいびきは要注意!こどもの睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん=SAS)の原因は?のページへ

この2つの扁桃が大きくなると、鼻からの空気の通り道である気道が、せまくなってしまい、鼻で呼吸することが難しくなるために、口呼吸になる場合があります。

C.まとめ

①口呼吸症候群はお口が開いているまたは唇がめくれて厚ぼったくみえることがあります。
②口呼吸症候群は鼻詰まりを悪化させる原因であり、逆に鼻詰まりが口呼吸症候群を起こしてしまうことがあります。
③鼻詰まりの原因は花粉症や風邪以外にも扁桃の肥大が原因として考えられます。

口呼吸症候群の症状については次回掲載します。