2018年08月24日

目立ちにくい先進入れ歯・スマイルデンチャー(金属のバネがない入れ歯)

皆さんは「入れ歯」にどのようなイメージを持ちますか?

  • 「できれば入れたくない」「目立つのは嫌だ」「しゃべりにくい」
  • と考える方もいらっしゃると思います。
  • 今回はそのような方に目立ちにくい入れ歯のお話をしていきます。

 

1スマイルデンチャーはどんな入れ歯か

スマイルデンチャーをはじめとするノンメタルクラスプデンチャー(バネに金属を使用しない入れ歯)は、金属を使用した入れ歯よりも目立ちにくく、10代や20代の患者さんもご使用いただいています。さらに一般のレジン床(樹脂)入れ歯と比較して軽く、落としても割れにくいのが特長です。

入れ歯3

ノンメタルクラスプデンチャーには他にもビューティーデンチャー、エステショット、バルプラストなど素材の違い等で、様々な種類があります。

スマイルデンチャーの材料となるアンブレイカブル(ポリアミド樹脂)は、毒性の少ない素材です。(アメリカ食品医薬品局認可、欧州連合加盟局品質基準マーク取得、医療品質向上のための国際標準規格ISO取得をしています)

2スマイルデンチャー(ノンメタルクラスプデンチャー)5つの特徴

①バネの部分が金属では無いため色が目立ちにくい

スマイルデンチャーは歯以外の部分を歯茎のようなピンク色に合わせて制作するため、歯茎に馴染んで、他の人から入れ歯をはめていると気づかれにくいようにしています。さらにバネの部分は薄く歯に沿ってぴったりと設計されてるので、金属とのバネと比べて違和感が少ないことも特長です。

 

入れ歯1

②厚みが従来の入れ歯に比べて軽くうすく違和感が少ない

スマイルデンチャーの素材には強度があるので一般の入れ歯の素材と比較して
薄く作ることができます。そのため、お口の中に入れた時の違和感が少ないです。

またこの厚みが発音をじゃまする原因となるため、薄く仕上げることでしゃべりやすくなります。

入れ歯2

 

③歯を削るなどのリスクを少なくできる場合がある

入れ歯の設計時に、一般の入れ歯ではバネを引っ掛ける部分などを削ることが
よくありますがスマイルデンチャーではその量は少なくすることが可能です(歯の状態によっては削る必要がある場合もあります)。そのため、「インプラントにしようか迷っている」方への一時的な方法としても使用することができます。

 

4壊れにくい、変形しにくい

外してお掃除していたらうっかり入れ歯を落としてしまった…こんな状況ありますよね。保険の入れ歯だと、当たりどころが悪い場合は割れたり、変形してしまい、お口の中に入らなくなる場合もあります。スマイルデンチャーの場合、素材が比較的柔らかく軽いため、落としても割れることは少ないです。また多少曲げても変形の恐れも少ないのです(故意に大きく曲げないようにしてください)。

入れ歯 曲がり

5.金属アレルギーにも対応できることがある

金属を使用しない、または金属アレルギーでも問題のない金属(チタン)などを使用するため、金属アレルギーでお悩みの方でも対応できる場合があります。

3スマイルデンチャー(ノンメタルクラスプデンチャー)3つの短所

①脱色や変色の可能性があります

使用していると変色の可能性があります。定期的に歯科医院で入れ歯の着色と取るなどのメインテナンスを受ける必要があります。

 

②多くの歯を失った症例や、総入れ歯等ではスマイルデンチャー作製が困難になる場合があります

 

スマイルデンチャーはとてもやわらかい素材です、そのため残っている歯が極端に少ない状態や、歯が全く無い総入れ歯のような状態の場合、この素材には不向きであることがあります。

 

③保険適用ではありません

スマイルデンチャーは保険適用ではないので自由診療扱いになります。そのため保険の入れ歯(レジン床が主)と比較して高額になることがあります。

 

4スマイルデンチャーが完成するまでの流れ

① 診断模型の型取り・計測

患者さんから、スマイルデンチャーのご希望があった場合には、お口の中を型取りし、模型を作成して、スマイルデンチャーの設計をします。

その時に使用するのが「サベイヤー」という患者さんが将来スマイルデンチャーを入れた時に、入れ歯の出し入れをしやすく設計するための測定器具です。

入れ歯4

 

②設計説明

模型を使用しながら患者様に説明させていただきます。

 

③前準備

スマイルデンチャーをかける部分などに虫歯があれば、あらかじめ処置を行っていきます。

 

④入れ歯の精密型取り

入れ歯の型取りを個人トレーというオーダーメイドの型取りの入れ物を使用して型取りをしていきます。

 

⑤高さ合わせ、フェイスボウ採得

歯の高さを決めていきます。正しい上のアゴと下のアゴの位置関係を技工士さんに伝えるためにフェイスボウという器具を使用する場合もあります。

 

⑥歯並び状態チェック(試適)

歯並びの状態や歯の大きさ、歯の色、ほほやくちびるの膨らみ、見た目をチェックしてきます。

 

⑦スマイルデンチャー完成

 

⑧メインテナンス

スマイルデンチャーは他の入れ歯同様お手入れが必要です。少しでも快適に、長持ちさせるためにもメインテナンスを受けていただきたいと考えています。

5まとめ

①スマイルデンチャーなどのノンメタルクラスプデンチャーには、比較的軽い、目立ちにくいなどの特長がある

 

②スマイルデンチャーに向いているお口の中の状態と向いていない状態があります

 

③スマイルデンチャーは他の入れ歯と同様メインテナンスが必要です