2018年10月23日

正しい舌の位置はどこでしょうか?(歯並びに関係する舌の話)

かわべ歯科ではお子様の矯正を行う際には、歯並びだけではなく、必ず、鼻・唇・舌・飲み込み方・姿勢もチェックしていきます。

その理由は、歯並びが崩れているということは何かしら「原因」があるからです。「原因」がなければ歯並びが悪くなるという「結果」はありません。

その原因として考えられるのが先ほど述べた鼻・唇・舌・飲み込み方・姿勢に共通する「筋肉の間違った使い方による悪影響」です。(もちろん遺伝ということも考えられますが多いわけではありません)

今回は原因の1つ「舌」についてお話ししていきます。

1舌の正しい位置はどこでしょうか?

舌は普段、上のあご(上の歯並びの内側)に収まっています。舌の先は「スポット」とよばれる上の歯のやや後ろ、そして舌の本体は重力に逆らって、上のあごにぴったりとついている状態が「舌の正しい位置」です。

しかし、歯並びが悪い人の多くは、舌が正しい位置についておらず、間違ったところにいる事が多いです。間違ったところとは、舌が下に落ちている、上の歯と下の歯の間などです。

舌は正しいポジションにいることで上のあごの成長を支えてくれています。しかし間違った位置にいれば、上あごの成長が弱まるだけではなく、歯に異常な力を与えて、歯並びに悪影響を及ぼすことがあります。

2舌をいつも正しい位置にするためには

舌の正しい位置に、舌をもっていくには2つのことをしなければいけません。

1つは、「舌を持ち上げる力」です。舌を持ち上げる力は赤ちゃんのときに培われるといわれています。この時期にお口を開けている、哺乳瓶から簡単にミルクが出て舌をあまり使わないなど、舌の力が発揮されないと、舌を上に上げておくことが難しくなってしまいます。

 

2つ目は「舌が上のあごにつけやすい環境をつくること」。口呼吸など、お口が常に開いた状態では、舌をより上に上げる力がなければ、上のあごにくっつきません。また、口が開いた状態でその位置を長時間キープするのはとても困難です。つまり、お喋りする、ご飯をお口に入れる時以外は、唇をしっかり閉じた状態にすることが、舌を上のあごに上げやすい環境づくりの第一歩です。

ただお子さんの舌の位置を確認したくても、歯に視界が阻まれてしまって、チェックすることはなかなか難しいです。その時にチューインガムを使用した確認方法があります。

3チューインガムを使用した舌の位置確認方法

  • ①チューインガムを柔らかくなるまで噛みます
  • ②舌を使って舌の上でひとかたまりに丸く丸めます
  • ③丸めたチューインガムを舌の先近くまで持って行きます
  • ④上のあごにチューインガムを押し当てます。
  • ⑤押し当てたチューインガムの形をみます。
  • ⑥下の写真を見てOKの写真と同じような形であれば舌の力があると考えられます。NGのような形が多い場合、舌のポジションが間違っている場合があります。

もしガムを丸められない、押し当てたチューインガムが正しい形になっていない場合は舌の位置が間違っていることがあります。(ただし、確定ではないので歯科医院で相談することをおすすめします)

※ガムの誤飲を防ぐために必ず小学生以上でかつ保護者の方が見守っている環境で行ってください。万が一、誤飲などが発生しても当院では責任を負いかねますので行なう時は自己責任で行ってください。

 

4まとめ

①舌の正しい位置は舌の先端が「スポット」についている、舌の本体が上のあごについている状態です。

②舌を正しい位置に常にキープするには「舌を持ち上げる力」と「舌が上のあごにつきやすい環境づくり」が必要です。

③舌の位置を確認する方法の1つとしてガムを使った方法があります。