2018年09月05日

だから唾液(だえき)はすごい。唾液と虫歯の関係は?

突然ですが唾液(だえき)ってどんなイメージですか?「なんか汚い」「つばがいっぱいでると恥ずかしい」とマイナスイメージをもっていませんか?

実は、日頃あまり関心を寄せない唾液は、お口の中で重要な働きをしてくれます。 今回はこの「唾液」についてお話していきます。

唾液

1唾液の役割は?

①虫歯を防ぐ役割

ごはんやおやつなどを食べるとお口の中が「酸性」になります。それは「ミュータンス菌」とよばれる虫歯菌が食べ物に含まれる糖質を分解し「酸」をつくるからです。酸性になった状態が続くと歯の表面が徐々に溶け、最終的に「虫歯」になってしまいます。唾液はその酸性化した口の中を中性に戻し、歯が溶けるのを防いでくれる役割があります。

 

②細菌に抵抗する役割・口臭予防

お口の中の細菌の発育を抑えて身体を守ったり、歯や粘膜の汚れを洗い流して口の中を清潔に保ち、口臭を予防する効果もあります。

 

③消化を助ける役割

口の中で噛み砕かれた食べ物を唾液が包み込むことで、有害な成分を和らげて胃腸での分解を助けてくれます。

 

④発がん物質の働きを抑える

発がん性物質である食品添加物や、体内で発生した活性酸素を消してくれます。

 

⑤味覚がよくわかるようになる

食べ物を分解して積極的に味覚を感じさせる作用、味覚の感受性を敏感にする作用があります。

 

⑥細胞を増やし、若々しい体を保つ

唾液ホルモンの働きにより、身体の内外の細胞を新しくつくる新陳代謝を促します。

 

⑦総入れ歯が吸着しやすくなる

総入れ歯は「吸着」といって、いわゆる吸盤のように吸い付いてくっついている状態です。その際にお口の中に適度な水分量がないと入れ歯が落ちやすくなります。唾液はその水分量の確保に貢献しています。。

2唾液をできるだけ出す・確保ための方法は?

唾液の分泌量には人によりそれぞれ差があります。「唾液腺」とよばれる、唾液を分泌する部分を優しく刺激してあげることで分泌量が増える場合があります。この章では唾液の出し方やため方のご提案をしていきます。

 

  • ①食事のときはよく噛んで食べる

よく噛んで食べることで、唾液腺という唾液を出す部分が刺激され、唾液が多く出ます。その際、口を開けながらのクチャクチャ食べはやめてください。口をあけると乾燥しやすく、唾液がたまりにくくなります。

②「舌回し」などお口の中を動かして唾液腺を刺激する

お口の中を積極的に動かすことで、唾液量の増加が見込める場合があります。今回はその一例として「舌回し」トレーニングをご紹介します。

(舌まわしの方法)

その1 舌を1時、5時、7時、11時の位置に入れ、5秒間ずつキープします

その2 舌を時計回りにぐるりと回します続いて反時計周りに回します

その3 舌を回しているときには、口はしっかり閉じてください。

その4 舌は大きく回してください

 

③口呼吸をやめて鼻呼吸に切り換える

せっかく唾液が出ても、口呼吸で乾燥させてしまって量を減らしてしまったら台無しです。鼻呼吸に変えることで、唾液の確保につながります。

 

 

3まとめ

唾液の量も大事なのですが、唾液の質もとっても大事です。唾液の質から「お口の中の環境」や「虫歯や歯周病のなりやすさ・なりにくさ」が分かる場合もあります。

かわべ歯科では唾液の質を計測する「唾液検査」を行っています。唾液の性状を調べて、今現在のお口の中の虫歯や歯周病のなりやすさなどがわかるので、ぜひ唾液検査を受けてみてください。