糖尿病と歯周病そして歯との関係をもう少し詳しく説明します

前回「糖尿病」についてお話しさせていただきましたが、もう少し糖尿病と歯周病との関係についてご説明させていただきます。

A.口の中がかわく

糖尿病は血液の中の「糖」が濃くなります。そのため、体はその「濃さ」をうすめるために糖を水分と一緒に「おしっこ」として外にだします。そこで水分が大量に体から出てしまうので、体の中が「脱水症状」となります。脱水症状になると、つばなども出にくくなり、のどや口の中がかわいた症状が多く出ることがあります。

お口の中がかわくとお口の中で細菌などが流されにくくなる、つばの成分のなかの殺菌成分などが働きにくくなることで、歯周病の原因菌などが繁殖しやすくなります。つまり歯周病が進行しやすい環境をつくってしまっているのです

B.全身の免疫力が低下する

血液の中に「糖」が多く存在する「高血糖」になると、前回説明させていただいたように,細菌を食べて殺菌してくれる白血球の働きが弱くなってしまうため、免疫力が下がり感染症にかかりやすくなります。歯周病は細菌の感染症でもあるので、歯周病が悪化しやすくなります。

C.体のエネルギーが足りなくなる

糖尿病になる、インスリンが足りないまたは効き目が弱くなることで、十分に糖をエネルギーに変えることができなくなり、エネルギー不足を起こします。

その不足を筋肉の中のタンパク質や脂肪を分解して補うこととなります。
歯の周りの組織は、コラーゲンというタンパク質でできています。

歯周病になると、このコラーゲンが破壊されるので、歯の周りの組織の回復が遅くなってしまい、歯周病を悪化させます。

D.血流が悪くなる・血管が傷つけられる

糖尿病が進行していくと、血管のなかの血液の中に糖がたまり血の流れに渋滞が起こります。血の流れが悪くなると細い末梢血管などに、なかなか血液が行き届かなくなります。

歯を支える組織に関係する血管は末梢血管のため栄養が十分に行きわたらず、歯周病の進行が早くなる恐れがでてきます。

E.歯周病での歯のぐらつき

歯周病が進行していくと、歯がぐらつき、かむだけで痛くなることもあります。そのため、柔らかい食事が中心となるため、あまりかまずに飲み込んでしまう食生活になりがちです。

あまりかまない食事は、血糖値が急に高くなることがあり、糖尿病を悪化させてしまうこともあります。さらに柔らかい食事は歯の周りにこびりつきやすく、歯磨きなどを十分に行わないとさらに歯周病を悪化させてしまうこともあります。

F.まとめ

①糖尿病と歯周病には大きなつながりがあります
②糖尿病の方は、なっていない方と比較して歯周病になりやすい、歯周病が進行しやすいリスクがありますので、お口の中のお手入れを十分行う必要があります

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