糖尿病はどんな病気?歯やお口の中と関係があるの?

A.糖尿病ってどんな病気なの?

糖尿病は生活習慣病の1つで、糖尿病の患者数は毎年増加しています。(糖尿病患者数316万6000人厚生労働省2014、2011年と比べると46万6000人も増加しています、2016年の調査で糖尿病が強く疑われる人が約1000万人というデータもあります)

以前は糖尿病と聞くと太っているかたに多いというイメージがありましたが、最近では日本では痩せた方でも糖尿病になる方も多いというデータがあります。

私たちは白米や、パンなどの炭水化物(糖質)をたべると、小腸から「糖」が吸収され、血管の中の血液に糖が入ります。よく食事のときに「血糖値が上がる」というのはこのことです。糖のままではエネルギーにはならないので、ここで活躍するのが聞いたことがあるかもしれませんが、「インスリン」というホルモンです。

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この「インスリン」は血液の中の糖を体のエネルギーに変えることができます。つまり、血液の中の糖を減らしてくれるとても大事な役割をしてくれます。

しかし、この「インスリン」が何らかの原因で、うまく出ない、効き目がうすいと、血液の中の糖がたまり、多くなりすぎてしまいます。
尿は余分な血液の中の水分を、ろ過して体から出されます。
本来ならちゃんとろ過されて尿に糖は検出されないはずが、糖が多すぎてろ過しきれず、押し出されて尿に糖が混じっている状態になります。これが「糖尿病」です

B.糖尿病は何が問題なの?

血液のなかに糖が多くあると、糖が渋滞を起こして血液の流れが悪くなります。さらに、血管の中で活性酸素が発生し、この活性酸素が血管を中から傷つけてしまうのです。すると、血液が体全体に行きわたりにくくなり、様々な病気が発生します。(網膜症もうまくしょう、動脈硬化など)

血液に糖が多くある状態が続くと、血液の中にある白血球(はっけっきゅう)とよばれる、細菌などを食べてくれるものの働きが鈍くなってしまい、細菌を十分に取り除くことができなくなって、免疫力が下がってしまい感染症にかかりやすくなります。さらに栄養をはこんでくれる血液が渋滞をおこして体全体にうまくいきわたらないことも免疫力を低下させる原因となっています。

血流の流れが悪くなる、免疫力が下がることがお口の中のトラブルである歯周病にも影響がでます。糖尿病の方は、糖尿病でない方と比べて約2倍、歯周病にかかりやすいといわれています。その理由として、歯を支える歯茎の周りには細い血管がありそこから栄養をとっていること、免疫力に影響をうけやすい部分であることが考えられます。さらに糖尿病は歯周病が悪化させることもわかっています。

実は、以前から糖尿病は歯周病を悪化させる原因として考えられてきましたが、反対に歯周病が糖尿病を悪化させる原因になっていることも研究からわかっています。歯周病の治療をすることで、血糖値が低下したという例があります。

C.まとめ

①糖尿病は血流がわるくなること、免疫力が下がることで多くの問題を起こします
②糖尿病は歯周病を悪化させ、歯周病は糖尿病を悪化させることがわかっています

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