歯が割れた、歯がしみる…もしかしてくいしばり・歯ぎしりをしていませんか?

A.もしかして歯ぎしり・くいしばりかも?16のチェックシートで確認してみましょう

◻かむと歯が痛い、または違和感がある歯がある
◻歯がすり減っている感じがする
◻歯にひびが入っている
◻冷たいものがしみる
◻歯の根元の部分が削れている
◻歯ぐきがやせてきた
◻歯が揺れることがある
◻つめものやかぶせ物が割れたり、とれてしまったりしたことがある
◻歯が欠けた、またはわれてしまったことがある
◻朝起きた時に肩こりが気になる、疲れがとれていない
◻パソコンでの仕事時間やデスクワークが多い
◻重いものを運ぶことが多い
◻頭痛やめまい、耳鳴りがある
◻お口の中に骨のこぶがある
◻アゴが痛くなることがある、口が開きづらい
◻舌に歯の跡がついている

この中で多く当てはまる方は、くいしばりがある可能性があります。このあとの説明をご覧いただき、くいしばりの可能性があれば一度歯科医院で相談することをおすすめします。

B.歯ぎしり・くいしばりには4種類あります

①クレンチング(かみしめ)
グッとかみしめる状態です。起きている時にも起こることが多いです。音がないため、他の人から指摘されることが少ないので、歯科医院で指摘される、もしくは何か症状があってはじめて気がつくことが多いです。重いものを扱う仕事がある人にも多いです。

②グラインディング(こすり合わせ)
歯と歯が前後左右に強くこすり合わせる現象です。ギリギリと音がすることがあります。起きている時には少なく寝る時に発生することが多いです。

③タッピング(カチカチがみ)
上の歯と下の歯をカチカチと早い動きで噛んだり開けたりを繰り返す動作です。クレンチングやグライディングと比べると発生率は少ないです。

④歯牙・歯列接触癖(しが・しれつせっしょくへき)
(TCH=トゥースコンタクティングハビット)

2008年2月に東京医科歯科大学が発表した、上下の歯が長い時間接触している状態をいいます。歯ぎしりをしている人にこのTCHがよく見られることから歯ぎしりの第一段階といっても過言ではないかと思います。そのため他のくいしばりと比べて、TCHになっている人は非常に多いです。

本来、上下の歯は何もしていない時には触れ合っていない状態ではなれています。会話や食事の時に接触する時間を含めて1日20分以内が正常です。(食事は1食あたり15〜30分はかかる方もいると思いますが、食事の時、歯は開けたりかんだりを繰り返しているので、1食あたりでも歯が接触している時間は数分程度です。)しかし、会話や食事以外の時(安静時といいます)に無意識でも上下の歯が触れ合うことが長く続けば、TCHとなります。

パソコンでの仕事やデスクワークなどが長時間続く方にこのTCHは多いといわれています。

咬むこと自体は発育や脳細胞の活性化としてもとてもいいことですが、かみ続けること、上下の歯が触れ合っている状態が長く続くことが、歯とアゴを働かせすぎて疲労させる悪い状態です。

C.歯ぎしり・くいしばりをすると将来起こるかもしれない4つの危険なこと

①歯がしみる
図1

歯ぎしり・くいしばりをすると、歯に負荷が大きくかかります。すると、歯のかみ合わせの部分だけでなく、歯の頭の部分より柔らかい歯の根元の部分がくの字に削れてきます(これをくさび状欠損といいます)。根元の削れた部分は歯の神経に近くなるため、歯がしみやすくなります。また、歯に亀裂がはいってその亀裂の先が神経に近づいていたりするとしみやすくなります。

②歯が欠ける・割れる・ひびがはいる
図2

歯に必要以上の力がかかることが繰り返されることによって、歯の一部がひびわれたりかけることがあります。その際に神経の部分まで欠けると歯の神経が死んでしまうこともあります。
また、歯の根の部分まで割れてしまうと、かんだ時に痛みが出ることもあり、その亀裂の部分に細菌が入ると腫れることもあります。特に神経を抜いている歯は要注意です。神経が無い歯は木でいうと枯れ木のような状態なので、生きている歯よりも歯が割れるリスクがとても大きくなります。

③歯がすり減る・つめものが外れる・かぶせものが割れる
図3

歯ぎしりは上下お互いの歯が擦り合わさっていることを繰り返すので、歯の接触面同士が削れてきます。さらに相手の歯が金属や歯より硬い材質のかぶせ物であれば削れやすくなることもあります。歯につめものなどが入っていた場合には周りがすり減って、つめものが外れてしまうこともあります。
セラミックなどのかぶせ物が入っていた場合、欠けたり、割れたりすることもあります。

④アゴの関節に異常が出る
下のアゴの骨と関節の骨はつながっているため、歯ぎしりなどで強い力がかかるとアゴの関節部分にも強い力がかかるので、アゴの関節に異常が出る場合があります。

D.くいしばりをやめるには?

①歯と歯が約2〜3mm離れたリラックスした状態「安静時空隙(あんせいじくうげき)」をつくることを意識する
安静時空隙を意識することで、歯と歯の接触TCHを防ぐことができ、それが歯ぎしりの防止につながる可能性があります。たとえば「歯と歯をはなす」といったふせんをつくっておき、家やオフィスなどに貼っておくと、気づいた時に歯と歯を離すことがだんだんと習慣付くことがあります。

②マウスピース・ナイトガードをはめる
マウスピースやナイトガードを使用することで、歯と歯をはなすことを、強制的に行うことが可能です。しかし、マウスピースやナイトガードを長期にはめたからといっても歯ぎしりを根本的に治すことにはつながりません

③ストレスをためない
ストレスがたまると歯ぎしりを起こすことが多くなります。これは歯が歯ぎしりを起こすことでストレスを解消させようとしているためと考えられています。

なるべく、ストレスをためないことが、歯ぎしり防止につながります。

④飲酒やタバコの量を減らす
お酒やタバコのアルコールやニコチンが歯ぎしりを悪化させるリスクがあるといわれています。お酒やタバコの量を減らしてみましょう。

E.まとめ

①歯ぎしり・くいしばりにはクレンチング・グライディング・タッピングそしてTCHなどがあります。

②歯ぎしり・くいしばりは歯やアゴに悪影響を与えることがあります

③歯ぎしり・くいしばりを防ぐには歯と歯をはなすことを習慣づける、ストレスをためない・お酒やタバコの量を減らすなどの方法があります

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