こどものいびきは要注意!こどもの睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん=SAS)の原因は?

A.睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea syndrome=SAS)とは?

眠っている間に呼吸が止まる病気です。寝ている間に、いびきをかいたり、呼吸が突然止まってしまう、息苦しさを感じる(途中起きてしまうことも)、むせるなどの症状がでます。

図1

また、大人の睡眠時無呼吸症候群の原因はいろいろあり

1 太りすぎ
2 高齢になって、筋肉が衰える
3 鼻づまりによる口呼吸(アレルギーも含む)
4 飲酒やからだの疲れ

などが挙げられます。

大人の無呼吸症候群は命に関わることもあるので早めの専門の医科への受診をおすすめします。

B.こどものいびきが要注意な理由

こどもは基本的にいびきをかきません。疲れた時や、風邪などの体調不良の時はいびきをかくときもあるかもしれませんが、普段からいびきをかく場合には注意が必要です。「いびきくらい…」と思ってしまう方もいるかもしれませんが、お子様の成長発育に大きな影響をあたえることもあります。

図2

例えば、いびきが激しく呼吸が途中で止まってしまう子供さんは、ぐっすりと眠ることができなくなってしまいます。しっかりと眠ることができない子供は成長ホルモンの分泌がジャマされてしまい、体の発育に悪い影響がでてしまうこともあります。

他にも夜尿症(おねしょ)、落ち着きがなくなる、口呼吸になりのどが乾燥するなどの症状が出る場合もあります。このようにに眠っている時、息が止まっているだけでなく、夜中にいびきをかいたりすることも睡眠時無呼吸症候群とよばれています。

C.こどものいびきの原因は?

こどものいびきの原因は扁桃腺(へんとうせん)が異常におおきくなって鼻の通りみちをせまくしてしまったことが大きな原因です。いびきに関係する扁桃腺の肥大(おおきくなる)の部分は、口蓋扁桃(こうがいへんとう)と咽頭扁桃(いんとうへんとう)があります。

口蓋扁桃 こうがいへんとう

図3

はれていると口を開けた時に奥に見えることがあります。5〜7歳が大きさのピーク小学生後半からは小さくなります。

咽頭扁桃 いんとうへんとう・アデノイド

図4

鼻の奥に存在する扁桃で、直接目で見ることはできません。3歳から大きくなり7〜8歳がピークです。10歳くらいからは小さくなります

D.こどものいびきの対策は?

疲れていなくてもよくいびきをかく場合には、耳鼻咽頭科に相談をしてください。薬を飲んで、扁桃腺のふくらみを小さくする方法や、扁桃腺を切除する方法などがあります。

E.こどものいびきと歯並び

いびきをかくこどもは、鼻で呼吸ができず、口で呼吸しがちです。そのため口呼吸によってお口周りの筋肉が本来とはちがった使い方を毎日のようにされるため、睡眠不足も加わり、あごの成長発達が悪くなり、歯の並ぶスペースがなくなるなどの歯並び異常をおこすことがあります。

F.まとめ

今回のこどものいびきについてまとめてみました。

①睡眠時無呼吸症候群は大人の場合は命に関わることもある
②こどもがいびきをかくことは要注意です
③こどものいびきにはのどの近くの扁桃が関係している
④こどものいびきは口呼吸に関わりがあり、歯並び異常につながることもある

いかがでしたか。ぜひ、保護者の方はこどもの成長発育のためにも、お子さんが寝ている時に一度いびきをかいているかどうかを確認してあげてください。

SNSでもご購読できます。

お口のお悩みは早めに解決しましょう。
 お電話0537-36-1220
お子様の歯並びでお悩みですか?

お子様の歯並びでお悩みですか?