洋式トイレと和式トイレの姿勢の観点での違いとは(小学生の姿勢と歯並びを考える)

A.洋式トイレの普及と和式トイレの衰退

最近では、和式トイレを見かけることが少なくなってきましたね。最近の菊川市の広報誌でも小学校のトイレが一部洋式になったと書かれていました。まだ全国の小学校では和式トイレが多い状態ですが一般家庭では洋式トイレが主流となり和式トイレがある家庭が少なくなっています。(2010年での和式便器の普及率2%)
たまに私自身デパートなどで、久しぶりに和式トイレを見かけましたが、皆さん優先に使用するのは洋式トイレばかり…和式は敬遠されつつあります。
もちろん洋式トイレには、ウォッシュレットなど最新の機能があり、和式にはないのでそちらを使いたいという人も多いと思いますが、違う着目点で分析してみました。

20171005_1

B.小学生などでかがんで座れる子供が少なくなった。

小林製薬さんの2012年のトイレ習慣実態調査の結果より、学校の和式トイレで困ったことがある子供は6割以上いたそうです。その理由として、「和式便器でまたげない」「しゃがめない」という回答がありました。
和式トイレでかがんで用をたす姿勢のことを昔はヤンキー座りという名前でもよんでいました。しかし、現在ではこの座り方をできる小学生が少なくなってしまっているそうです。その原因として足首の可動域が運動不足や、その部分を使用しないことによって狭くなってきているため、しゃがむと前傾姿勢がとれなくなってしまいうまく座れないのではないかという考え方があります。

さらに、家庭での洋式トイレの普及によって、より一層その姿勢をとる機会すら奪われてしまったためより、この姿勢をとることが困難になっているのです。
埼玉県の中学校での運動器事前検診(平成26年)にて「しゃがみ込みに問題あり」の子供さんが13.3%いました。実はこの現象は小学生だけでなく高齢者にも同じような現象が起きているのだそうです。高齢者の場合運動機能の低下によって足首の可動域が狭くなって同じように和式トイレでの姿勢がしづらくなってしまうのだそうです。(これがロコモシンドローム・ロコモ症候群とよばれており、子供がこのような状態にることをロコモ予備軍とよびます)

C.和式トイレのメリットとは?

和式トイレが洋式トイレに勝っている点とは?と聞かれるとなかなか答えが出ない方も多いと思います。最近東北企業の大手アイリスオーヤマさんで洋式トイレの床に台座のように設置し、和式トイレのような姿勢をとらせるための製品が開発されていました(トイレスムーズという商品です)。実は、この洋式トイレを和式スタイルに擬似的に変えることには直腸などの問題があったのです。洋式トイレの場合楽な姿勢になっているようにみえて、体の中では直腸が曲がってしまい排便しにくい姿勢を起こしているそうです。一方和式トイレの場合、態勢はきつく感じるように思えますが、排便しやすい姿勢になるとのことです。つまり、和式トイレの方が本来人間の正しい姿勢なのかもしれません。

20171005_2

D.まとめ

洋式トイレの普及だけでなく、モノが便利になったことで子供たちの姿勢は悪い方向へ変化し、姿勢が変化すると呼吸の問題が起こり、呼吸の問題が起こればあごの成長や発育に問題が出てしまい、歯並びが悪くなってしまう恐れがあります。
最近では、和式トイレを探すこと自体がとても困難なことになってきましたが、見つけた時には、姿勢のことを思い出してみてください。文明の発展によって私たちの暮らしはどんどん楽になっていく一方で、人間としての機能が退化しているのはとても深刻な問題かもしれませんね。

SNSでもご購読できます。

お口のお悩みは早めに解決しましょう。
 お電話0537-36-1220
お子様の歯並びでお悩みですか?

お子様の歯並びでお悩みですか?