この中にあてはまるクセはありますか?お子さんの歯並びが乱れる原因5選!

歯並びが悪くなるのには必ず理由があります。
歯並びだけを治療しても原因があれば、それが影響し、また歯並びが悪くなったり、咬み合わせが悪くなったりしてしまう恐れが高いのです。

今回は歯並びが悪くなる原因を取り上げてみました。
 

A.口呼吸

口呼吸がなぜ歯並びに影響を与えるのかということですが、様々ですが以下の3つが大きな原因として挙げられます。

①お口が開きっぱなしになることで舌の位置が下がり、上の顎の成長がうまくいかない

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口を開けた状態と、口を閉じた状態ではどちらの方が、舌は上の顎につきやすいでしょうか?口を閉じた状態の方が舌を大きく伸ばさずあげることができるので、閉じやすいと思います。

舌の位置が正しい位置にいれば、舌が約500g以上の力で上の顎を前へ、横へ押してくれる力が働きます。500gと聞くとなんとも少ない力に感じる方もいるかもしれませんが、ハリガネ(ワイヤー)矯正の力は10g〜500gの力を使用します(使用する製品によって大きく異なります)。前歯は1.7グラムの力があれば動きます。
つまり、舌の力はハリガネ矯正よりも大きく、歯と顎を動かす力があるということになります。

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しかし、逆に舌が上の顎についていない状態であれば、この500gの力は上の顎を成長させることには使われなくなってしまいます。

舌は500g以上の力を保有しています。その行き先が下顎であれば、下顎を押してしまい受け口となる原因となるかもしれません。下の奥歯に舌が乗っかっていれば、奥歯を内側に傾けて、噛み合わせを悪くする原因となります。さらに舌が前に突き出すクセをつけると開咬(かいこう)の原因となります。

従って、舌が顎を成長させる味方から、歯並びを悪くしてしまう原因となってしまうのです。

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開咬→前歯の咬み合わせが当たらず、開いている状態。大人になってからの治療は他の噛み合わせに比べてやや難しくなり、顎を手術して矯正する方もいらっしゃいます。

②頬筋(ほほの筋肉)が異常緊張をしてしまい上の顎の成長を邪魔してしまう

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舌が上のあごについていないことによって、上のあごを内側から外側に向かう力を失ってしまいます。さらに、口呼吸は頬の筋肉(頬筋)を緊張させてしまうため、頬の筋肉があごの成長を邪魔する力を発揮します。そのため、内側から力が働かず、外側からの力が大きく働くため、あごがうまく成長せず、歯の並ぶスペースが確保できないため、歯並びが悪くなってしまうのです。

③指しゃぶりや、下唇をかむクセなどを助長してしまう。

口が開くことによって、その中を埋めようと、指を加えたり、下唇を入れたりするクセを助長してしまいます。

口が閉じていれば、むやみに指を入れようということは少なくなっていくはずです。かわべ歯科でも口呼吸から鼻呼吸に変えさせるトレーニングを優先的に行いますが、口呼吸をやめてから指しゃぶりがなくなったという声が多くあります。昔は指しゃぶりを指サックや、苦いものを塗るなどの方法もありましたが、より指しゃぶりをしたいという気持ちが強くなってしまうこともありました。指しゃぶりや下唇をかむクセという結果よりも、どうして指しゃぶりをしてしまうかという原因を早めに取り除く方が大事です。
 

B.舌の位置が下がっている

本来の舌の先端部分は上のアゴに接触しています。

一度やってみましょう。お口を閉じてみてください。
閉じた時に舌の先はどこにいますか?上の顎の前歯の裏側付近なら正しい位置にいます。しかし、上の顎にも当たっていない場合には舌が下がっている可能性もあるかもしれません。

でもどうして舌の位置が重要なのでしょうか。この理由には大きく3つ挙げられます

舌の重要性その①子供の上の顎を成長させることができます、また受け口や開咬を防ぎます。

舌の位置が上の顎につく習慣をしっかり身につけることによって、上のアゴを前の方向に、横の方向に成長することを促します。これによって顎が成長しすぎるということはありません。あくまでも成長の範囲は舌の大きさくらいまでなので、舌がちゃんと収まるくらいの大きさになれば、より舌が上の顎におちつくことができるでしょう。

逆に舌の位置が舌に下がっている場合には上の顎の成長がうまく行かず、受け口になる可能性もあります。また舌を前に出すクセになってしまうと開咬といって前歯が当たらない状態となってしまう可能性があります。

舌の重要性その②気道が確保され、無呼吸症候群を防ぎます

突然ですが牛タンの実物を見たことがありますか?私自身も仙台で見たことがあるのですが、とても大きいものでした。じつは人間の舌も口から見える部分はほんの一部で、かなりの大きさがあります。(牛タンほどではありませんが)

舌の位置によって、のどの部分の空間(これを気道といいます)の大きさが左右されます。
舌の位置が正常(上の顎についている状態)であれば、気道の大きさがおおきくなり、呼吸がしやすくなりますが、舌の位置が下に下がっていれば、気道はせまくなり呼吸がしにくくなります。

呼吸がしやすい、しにくいということを1番実感しやすいのは、寝る時です。
「睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)」をご存知ですか?この睡眠時無呼吸症候群の原因には中枢性(ちゅうすうせい)と閉塞性(へいそくせい)の2つあります。
2つある原因の1つが閉塞性睡眠時無呼吸症候群です。気道がなんらかの原因で狭くなってしまい、呼吸ができなくなってしまうものです。太っている方に多いのですが、痩せている方でも舌の位置によっては、この症状がでる危険性があります。

舌の重要性その③発音がしやすくなります

舌のポジションは舌の動きやすさにも関係します。もちろん、位置が正しければ動きやすく、舌の位置が下にいれば動きにくくなってしまいます。発音は舌の動きをはっきり動かせる方が発音が良くなります。逆に動きが悪くなると滑舌が悪くなるのです。
 

C.異常な飲み込み

赤ちゃん時代からの飲み込み方が続いてしまっている状態です。
本来の正しい飲み込み方は舌が上あごについた状態で、ゴックンするときにやや後ろの方に引くような飲み込み方をします。このとき、下唇には動きはありません。
しかし赤ちゃん飲み込み(乳児嚥下)は舌が上あごにつかない状態になっており、逆にゴックンの時に舌を前に出すような飲み込み方(これを逆嚥下ぎゃくえんげとも呼びます)をします。この時下あごの骨も動かすため、下唇が動いたような特徴があります。

お子様の異常な飲み込みの確認の仕方は指でイーッと引っ張った状態で、歯のすき間から舌がでてくるか、出てこないかで簡単な検査ができます。

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新橋、未来歯科より提供していただきました。
 

D.立つ姿勢や座る姿勢

全身の姿勢を指します。「どうして姿勢と歯並びが関係あるの?」と思う方もいるかもしれません。姿勢は直接の原因ではないかもしれませんが、間接的に大きな影響を与えています。例えば姿勢が悪くなることによって、鼻の部分の空間が狭くなってしまい、鼻づまりなどになりやすくなります。鼻づまりなどになると鼻で呼吸することが困難になり比較的簡単にできる口呼吸に変わってしまう恐れがあるのです。

また、姿勢が悪くなると筋肉が下垂といって下に下がります。(胃下垂いかすいなどがその例です)舌は筋肉なので、姿勢が悪くなることによって、舌の位置が下がってしまうこともあります。
 

E.その他の歯並びを悪くする原因

指しゃぶり、下唇をかむクセ、寝るときの状態、ほおづえ、アゴを圧迫する。
指しゃぶりは前歯の歯並びに影響を与え、ひどい時には開咬(かいこう)になってしまう可能性もあります。下唇を噛むクセは上の歯を前に突出させ、下の歯を奥に押し込むことがあるので、出っ歯になる可能性があります。頬杖は仕方によって、奥歯を狭くしたり、顎を圧迫し、成長を邪魔してしまう恐れがあります。
 

まとめ

クセはすぐには歯並びに影響しないので、良かれと思ってついついやってしまうものです。しかし、毎日のクセの連続が、あごや歯並びに影響し、顔の変形まですることもあるのです。

「無くて七癖」という言葉があるようにクセは無いほうがいいのです。そのためには「いい習慣」を身につけ少しでもクセを矯正しなければなりません。
ただしこのクセは長年続いていることが多く、自力のみで治すのは相当の忍耐が必要です。そこで、その原因に合った効率的なトレーニング方法を知ることが大事です。さらに、そのトレーニングと平行して矯正をしていくとより強固なものになります。

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